
痺れ(しびれ)と麻痺
よく尋ねられる、痛み・痺れ(しびれ)・麻痺についてお話ししたいと思います。
まず多くの方が勘違いされていらっしゃるのが、痺れ(しびれ)と麻痺の差異なのです。
このしびれと麻痺の違いについて、よく理解していただく必要があります。
つまり麻痺というのは、例えば感覚の麻痺とか、運動の麻痺ということで、全く感じない、あるいは動かないということなのですね。
痺れ(しびれ)というのは、ビリビリ感やピリピリ感というように考えていただくとよいと思います。
たとえば足の裏にかまぼこの板が貼りついたように感じたり、ふくらはぎの辺りに違和感があったりします。
つまり、痺れ(しびれ)の場合には違和感やビリビリするような感覚があり、麻痺の場合にはそういった感覚がありません。
動かそうとして動けない運動の麻痺、あるいは感覚として触ってもよく分からない、叩いてもよく分からないということが、麻痺になります。
そして重症度でいえば、麻痺しているのがもっとも悪い状態です。
その次に重症なのは、痺れ(しびれ)、ビリビリ感です。
そして痛みというのは、実は一番程度が軽い状態なのです。
したがいまして、例えば我々が治療してゆく、それから皆さんが、ご家庭で治療していただきますと、まず痛みというものは、わりと早く楽になると感じております。
それから、その次に早く回復してくるのは、ビリビリ感をともなう、そういった痺れ(しびれ)現象になります。
そして麻痺の場合には、神経の感覚が戻ってくるためには、組織の修復がどうしても必要になりますので、やはり、それだけ時間がかかるということは避けられないでしょう。






