<検査の流れ>
お医者さんが、脊柱管狭窄症や坐骨神経痛の診断を確定する際、
患者さん本人の話している内容だけではなく、
MRIやレントゲンなどのデータを集めて、
神経を圧迫している場所や、変形した骨の形、
その後の経過などを詳しく調べます。
その後、手術するかどうかの判断を決めます。
手術をしない保存療法の場合でも、
症状が良くならない場合や逆に悪化した場合は、手術を勧める場合もあります。
お医者さんに話をする場合は、
特に症状をできるだけ正確に伝える事に心がけましょう。
例えば、閉塞性動脈硬化症ですが、
高齢者の場合、血管が硬くなっている場合が多いので
それが原因になって腰や足に痛みの症状が現れているケースも存在します。
「腰部脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症」の両方になっている場合もあります。
診察室で行われている事
お医者様と、自分の痛みの自覚症状の話をしたり、
目で見たり、実際に体に触れたりします。
お医者さんが確認する事は、患者さんからの説明を聞いて、
症状の心当たりや症状が悪くなるのはどういう時か、などです。
話の目的は、
・一番つらい症状は何か?
・どのような時に、症状が痛くなるか?
・今までの症状の経過
・症状の根本は何か?
などを詳しく聞きます。
検査
腰部脊柱管狭窄症は、
体に触るだけでは、異常がなかなか分からないので検査をします。
膝蓋腱とアキレス腱の反射検査
神経の働きが正常かどうか、
膝の部分で“大腿四頭筋の腱反射”を
アキレス腱の周りで“下腿三頭筋の腱反射”を、
叩いたりして神経の反射を調べます。
知覚検査
先の尖ったものを使って、皮膚の表面をつく検査をします。
筋力検査
足全体や、膝、足の指などの筋肉を調整している、神経の反応を調べます。
SLRテスト
坐骨神経を伸ばすストレッチテストです。
仰向けに寝て、膝をまっすぐ伸ばし、かかとを持ち上げます。
つまり、痛みの出るような体勢をとって、
足に痛みが出るかどうかテストを確かめます。
症状が出る人は、約20-30度足を上げると、
お尻から足先に散るような痛みが生じます。
画像検査について
レントゲン検査
背骨の形や椎間板の変型、
椎間関節の異常、変形のすべり、分離すべり、
弯曲、靱帯の変化
等が見られます。
脊髄造影検査
しっぽの形のような馬尾神経や神経の付け根辺りの神経根は、
どのように圧迫しているかを調べます。
具体的には、“クモ膜”という空間に、造影剤を入れます。
サーモグラフィー
皮膚の表面温度を測って、血管の状態を調べる検査です。
理由としては、症状が出る原因が、血管の異常から来ているか神経の異常から来ているかを判断するものです。
指先脈波検査
脊椎管狭窄症では、間欠跛行という歩きの異常が出ますが、
その原因が神経から来るものか血管の異常から来るものかを調べます。
神経根造影・ブロック
造影剤というレントゲン検査には必要な液体を入れて、その後レントゲン検査をして、次に麻酔薬を入れて神経根の痛みを働きから、どこが原因かを調べる検査をします。